2017年6月26日月曜日

露天風呂の日♨

温泉と言うと「冬」のイメージがありますが、
6月26日は、6(ろ)・(てん)2(ふ)6(ろ)の語呂合せから露天風呂の日です!解放感がある露天風呂。広い浴槽足を伸ばして効能のある湯に浸かるのは至福のひとときですね~。しかし、自分以外にも露天風呂を楽しんでいる人がいる公共の場であるということ。先日、温泉ソムリエ協会・家元に箱根でお会い出来る機会があったので“露天風呂でやってはいけないタブー行為”について幾つか教えて頂きました。



その1:かけ湯をしないで浴槽に入る

「露天風呂に限らず、お風呂に入る前には下半身の前・後ろにお湯をかけて洗い、きれいにしてから入ります。これを『かけ湯(かかり湯)』と呼びます。かけ湯はマナーであるだけでなく、血管を十分に開いてから入るという意味もあり、安全に入浴するためのコツでもあります」
かけ湯をせず、汗をかいたままの体で浴槽に入るのは、他の入浴者にとって不快なこと。自分が心地よく入浴するためにもぜひ守りたいですね。

その2:タオルを浴槽につける

「浴槽にタオルをつけるのは典型的なマナー違反。新しいタオルでも、ほつれた繊維が雑菌の温床になることもあります。入浴中はタオルを頭に乗せておくのがおすすめ。冷たい水に浸して軽く絞ってから頭にのせれば、のぼせ防止にもなります」露天風呂は屋外なので、外から見られるのではとついタオルで身体を隠して浴槽に入りたくなるかもしれません。しかし、タオルを浴槽につけることはマナー違反です。

その3:湯口付近を独占すること

「お湯が出ているところを『湯口』と呼びます。湯口付近は温泉の鮮度が一番良いベストポジションです。独占せず譲り合いましょう。特に、湯口のお湯を直接体に当てるのは絶対にNG。他人の体を経由したお風呂に入るのは不快なものです。また、湯口から遠いところを『湯尻』と呼びます。湯尻の方が温度が低いので、体を慣らしていく意味でも湯尻から徐々に湯口に近づいていくのがポイント です」
湯口で新鮮なお湯を楽しみたい気持ちは分かりますが、温泉はみんなのものです。

その4:髪の毛を浴槽につける

「髪の長い女性に気をつけていただきたいのが、髪の毛を浴槽につける行為。シャワーキャップを使うか、ヘアバンドやゴムなどで髪をまとめておきましょう」洗髪した後であっても、他人の髪の毛が浸かっている浴槽は気持ちの良いものではありません。ロングヘアの人は髪をまとめてから入浴しましょう。

その5:シャワーのお湯を後ろに飛ばす

「温泉から出て体を洗っているときに意外と気づかないのが、シャワーのお湯を後ろに飛ばしてしまうこと。自分では見えないのですが、後ろの方にお湯がかかっていることがあるので要注意です。特に洗い場と浴槽の距離が近いと、浴槽にもシャワーのお湯が入ってしまうかもしれないので気をつけましょう」 シャワーの湯量を調整し、できるだけ後ろに水が飛ばないよう気をつけたいですね。また、後に使う人のことも考えて、使った桶や椅子は必ず元の場所に戻し、ゴミはゴミ箱に捨てましょう。

その6:お風呂で写真を撮る

最近はスマホで写真を撮ってすぐにSNSに上げる人も多いですよね。しかし、無断撮影・無断掲載はトラブルのもと。特に、多くの人が裸で行き交う場所なので、許可なくスマホやカメラを向ける行為も絶対にやめましょう。

その7:体を拭かずに出る

「自宅では体が濡れたまま浴室から脱衣場へ出て、バスタオルで体を拭くという方もいると思います。でも露天風呂や温泉、銭湯などでそれをすると、脱衣場が濡れてしまいます。その濡れが悪臭の原因になるほか、他の人が滑って転んでしまう危険もあります。ですから、脱衣場へ出る前に体を拭きましょう。そのほうが実は湯冷めもしにくいですし、温泉の場合は成分が適度に体に残ります」(遠間さん) 洗い場に持ち込んだタオルを固く絞って体を拭くと、使うタオルが1枚で済みます。バスタオルが不要になるので、荷物が少なくなるというメリットもあるのだとか。 露天風呂は公共の場所。だからこそ、利用する人全員が楽しめないと意味がありません。周りの人に配慮せず自分勝手に利用するのはNG。

今回ご紹介したマナーをきちんと守って、露天風呂で思いっきり楽しんでくださいね。


担当:温泉♨ソムリエマスター☆なな


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